高齢者の脱水予防
「水を飲んで」だけでは足りない?
看護師が鍼灸師さんに聞いてみました
暑い日が続くと心配になるのが、高齢者の脱水です。
看護師として働いていると、
「こまめに水分を摂りましょう。」
とお伝えすることは本当に多くあります。
でも実際には、
「水を飲むとお腹がタプタプして苦しい。」
「トイレが近くなるから、あまり飲みたくない。」
「冷たい水を飲むとお腹を壊してしまう。」
そんな声を聞くことも少なくありません。
もちろん、水分補給は脱水予防の基本です。
でも、「水飲んで!」だけでは解決しないこともあります。
そこで今回は、「高齢者の脱水」という東洋医学の考え方について、凛鍼灸院さんにお話を伺いました。
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NANMO
看護では、脱水は体の水分が不足した状態と考えます。
東洋医学では、どのように考えるのでしょうか?
凛鍼灸院さん
東洋医学では、身体を潤す水分は「巡ること」も大切だと考えます。
そのため、
「口は渇くのに足はむくむ。」
「水を飲むと胃がタプタプする。」
というように、水分が足りないだけではなく、うまく巡っていない状態として捉えることがあります。
ただ水を増やすだけではなく、身体が水分を取り込み、巡らせる力も大切にしているんですよ。
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NANMO
高齢者の方からは、
「水を飲むと胃が苦しい。」
「飲むとすぐトイレに行きたくなるから飲みたくない。」
というお話を聞くことがあります。これも関係があるのでしょうか?
凛鍼灸院さん
東洋医学では関係があると考えます。
年齢とともに胃腸や身体の働きが弱くなると、水分をうまく吸収したり、必要な場所へ届けたりする力が低下することがあります。
そのため、「飲んでもすぐ出てしまう」と感じたり、「胃が重たい」と感じたりすることがあるんですね。
もちろん、頻尿や胃の不調の背景には病気や薬の影響が隠れていることもありますので、症状が続く場合は医療機関へ相談することも大切です。
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NANMO
ご家庭でもできることがあれば教えてください。
凛鍼灸院さん
まずおすすめなのは、「一気に飲まないこと」です。
コップ一杯を一度に飲むよりも、
一口〜二口をこまめに飲む
方が身体に取り入れやすいと考えています。
また、冷たい飲み物よりも、常温や温かい飲み物がおすすめです。
食事から水分を摂ることも大切なので、
- 味噌汁
- スープ
- 茶碗蒸し
- 豆腐
- お粥
- 梨や長芋
なども上手に取り入れてみてください。
さらに、ツボ押しもおすすめです。
足三里(あしさんり)
胃腸の働きを整え、食欲が落ちている方や疲れやすい方に。
太渓(たいけい)
喉や皮膚の乾燥が気になる方や、身体の潤いを保ちたい方におすすめです。
「気持ちいい」と感じる強さで5秒ほど押すだけでも、毎日のセルフケアになりますよ。
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NANMO
最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
凛鍼灸院さん
脱水予防というと、「とにかく水を飲みましょう」と言われることが多いですよね。
もちろん、それはとても大切です。
でも、水分を摂ることがつらい方や、胃の不快感、トイレの近さなどで困っている方もいらっしゃいます。
そんな時は我慢せず、一人ひとりの身体の状態に合わせた方法を一緒に考えていくことも大切です。
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看護師として感じたこと
今回のお話を伺って印象に残ったのは、
「水を飲むこと」だけではなく、「水を巡らせる身体を整える」という考え方でした。
看護では、脱水を防ぐための水分補給や、脱水のサインに早く気づくことを大切にしています。
一方で東洋医学では、その人の体質や胃腸の働きにも目を向けながら、水分を上手に活かせる身体づくりを大切にしています。
どちらか一方ではなく、それぞれの良いところを知ることで、その人に合った方法が見つかるのかもしれません。
「水を飲むのがつらい。」
「毎年夏になると体調を崩しやすい。」
そんな時は、一人で悩まず、医療機関や専門家に相談してみてくださいね。
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今回お話を伺ったのは…
札幌市東区にあります凛鍼灸院さんです。
一人ひとりの身体の状態に寄り添いながら、東洋医学の視点で健康づくりをサポートされています。
NANMO札幌では、地域で活躍するさまざまな専門家をご紹介しています。
「どこに相談したらいいか分からない。」
そんな時は、ぜひNANMO札幌で地域の専門家を探してみてください。
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